【Vol.267】今月のひとこと

今月のひとこと

人生最後の日まで資産が枯渇しない資産活用法

FIWA みんなのお金のアドバイザー協会
会長 岡本和久

資産運用には資産形成と資産活用の二つの局面があります。資産形成は、就労中の人がリタイア後のために資産運用を行い資金的な準備をする局面、資産活用は、主にリタイア後の人が保有する資産をうまく活用しながら寿命が尽きるまで資産が枯渇して生活に困らないようにすることです。資産形成期の基本概念を満たすのが「75文字の資産形成」です。

75文字のDIY資産形成

「若いうちから毎月、収入の一定比率を全世界の株式インデックス投信を対象とし非課税口座で積立投資をする、相場変動に関わらずリタイアするまで絶対に止めない」、これだけです。こうして形成した資産を活用しつつ資金が尽きないように対空飛行時間を管理していく。これが資産活用です。

今回は、リタイア後に現在保有する金融資産を活用しながら人生を終えるまで、豊かでしあわせな人生を送るために必要な資産の活用法を解説します。世の中ではさまざまな方法が紹介されています。しかし、私は専門家ではない人が行う資産活用は極めてシンプルでなければならないと思っています。それは以下のようなプロセスになります。

  • 自分の年齢の余命年数(あと何年生きるか)を想定する①
  • 毎年末に保有する資産を棚卸してリタイア後、毎年末の資産残高を知る②
  • 現在の資産残高②を想定余命年数①で割り、その金額を株式や投信など比較的リスクの高い資産から売却しその年の生活費に充てる
  • その生活費で自分の幸福感が最大化するように使う

資産活用も75文字にまとめると以下のようになります。

75文字のDIY資産活用

前年末の資産時価残高を想定する余命年数で割り、その金額分をまず株式投信から売却し、その後、債券等を売却し年金等を加え、幸福感が最大化する使い方をする。

これだけです。今回、紹介した方法は毎年、金額が変動します。なぜなら、初期の段階ではポートフォリオに株式や株式投信が含まれているからです。当然、株価変動に合わせて使える金額も変動します。つまり株式のリスクを毎年の引き出し額の調整で吸収すると共にリターンの高い株式の保有をできる限り続けて資産が人生最後の日まで枯渇しないようにするということです。そして最も重要なのがお金に過度に依存しない幸福感を味わえる生活スタイルを確立しておくことです。

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