【Vol.260】FIWA会員 投稿コーナー


6.30特別イベントに参加して

2024年6月30日、東京で開催された「NISAで踏み出そう長期積立投資 手に入れよう経済的自立」FIWA特別イベントはFIWAにとって記念すべきイベントでした。いまから10年、20年後に「あの時」が日本の長期投資にとって大きなエポックだったと思いだされることでしょう。今回はこのイベントをお手伝いいただいた方々から「ひとこと」をいただきましたのでご紹介します。

6.30集合写真ボカシ入り

石津 史子氏

私とインベストライフとのお付き合いは、2003年1月の創刊号まで遡ります。6.30特別イベントの前に創刊当時を振り返ってみようと思い立ち、書棚から当時の冊子を取り出して読み始めたところ・・・なんと!第2号に新設された「長期投資仲間からの通信」コーナーで、「これからの資産づくりのモデルになろう!」と当時の不安や意気込みを赤裸々に書き綴った私の投稿を見つけてしまいました(失念していたから大発見!(笑))。

6月30日の特別イベント第1部の動画で長期投資家さんたちが話されていたように、「よし!」の意気込みで実際に長期投資を始めたつもりでも、日々の株価の動きに翻弄され、はらはらドキドキは付き物だったこと。ドーンと下がった時には、「怖くなる」のはしばしばで、同じように長期投資で財産作りを志す仲間が身近にいたことや、インベストライフを購読することで、不安は一掃されて落ち着きを取り戻すことができたこと等を書いておりました。知らなかった新しいことで、まだ身近に経験者がいなかったこともあり、インベストライフ主催のセミナーで出会った長期投資仲間との語らいや飲み会(笑)は、貴重でした。

投資信託の積立投資を20年余り継続してきた今でも、大きく下げた時には「おやおや、またかい・・・」と思いますが、鈍感になったのか(笑)、リスクを許容できる度合いが大きくなったからか、平然と前向きに気持ちをコントロールできるようになりました。

こんな気持ちになれると、ほんと「楽」です。

不安ばかり抱えこんで将来を描けない人々は、まだ周囲にたくさんおられます。お一人でも多くこんな気持ちになれるよう、これからも長期投資の啓蒙活動をしながら一緒に歩んでいきたいと思います。

小屋 洋一氏

イベントに参加させていただいて、一番印象的だったのは冒頭の、個人投資家の長期投資実践の報告VTRです。それぞれの方が10-20年の運用を継続されて、時には悩み、迷ったりもしながら、同じ長期投資家の仲間と話をし、励まし合って続けて来た結果、多くの投資家の皆さんが豊かになっているのを実感しました。

同じ志の仲間がいる。そして長期に励まし合って続けられる。長期の結果、資産だけではなく人生も豊かになるという実践の姿を見ることができました。

運用側やアドバイス側にとって、このような豊かな個人投資家が一人でも多く増えていくことが仕事へのモチベーションや励みになります。今後もより多くの皆さんに、この長期投資の仲間になってもらい、共に豊かな人生を歩んでいきたいと思えるような素敵なイベントでした。

高橋 忠寛氏

20年近く前から長期投資を実践してきた方々のコメントには説得力があり、勇気をもらえました。こうした考えをより多くの人に知ってもらえるよう私も微力ではありますが尽力して参ります。イベントにご参加・ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

大西 寛氏

私の残りの人生のミッションの一つであるお世話になった方々に直接、お会いし、お礼をお伝えすること、その一環として大前研一さん創業のBBT(現AobaーBBT)で若かりし時に受講した株式・資産形成講座にて講師としてお世話になった方々に直接、お礼をお伝えすることができ、また、このイベントに参加・協力できたこと、誠に光栄です。ありがとうございます。

 日本社会投資元年になる(であろう)2024年、人生を豊かにするための一つの手段である投資について、より多くの方に伝えていき、心の豊かな日本社会へつながる気持ちを持ち続け、活動していきます。 是非、みなさん、ほんものの投資について意見交換しましょう。 

山田 雅則氏

大勢、ご参加いただき、ありがとうございました。進行もスムーズに進み、久々の兜町を楽しむことができました。前回から、ご参加いただいている方が「続けることが大事、その為には仲間がいることが大事」だと仰っていたことが、とても印象に残りました。

栫井 駿介氏

私はまだ経験が浅い中で、長期投資と人生の先輩方のお話を直接伺えたことは、貴重な財産となりました。また、同じ志を持つ仲間がこれほど多くいることを実感でき、自身の職業人生にとって大きな励みになりました。やはり、人が直接集まることの喜びは格別ですね。将来、自分が経験を伝える立場になったとき、多くの人の力になれるよう、身が引き締まる思いです。このような素晴らしいイベントを開催していただき、誠にありがとうございました。

志甫 真由美氏

特別イベントの開催、おめでとうございます。一番心強いと感じたことは、長期投資を実践されてきた方々の声です。私自身もリーマンショックを味わい、資産が半分になる経験をしました。「働いているから、資産がなくてもなんとかなる」と積立投資を継続してみることにしたのです。自分自身も半信半疑でしたが、「長期投資」信じて引き続き積立投資を行いました。そして、今も積立投資を継続できていることは、情報誌インベストライフや岡本先生をはじめ澤上様、中野様、登壇いただいた皆様からの惜しみない知識のシャワーがあったからこそです。正しい知識を持ち、投資を継続している方々と会えることが、糧となっています。今後も皆様に恥じない資産形成アドバイスができるアドバイザーとなれるよう精進していきます。今後ともよろしくお願いいたします。

坪谷 亮氏

FIWA®特別イベントの司会を務めさせていただき、人との長期間のつながりのもとで、豊かさは生まれるものだと実感した一日でした。そのつながりのきっかけがたまたま投資などお金の悩みであって、本来であれば、つながりの理由は何でも良いものだと改めて感じました。

長期投資の考えは、単なるマネーゲームとしての投資ではなく、人の思いに投資をしていることを長期投資家の方々のインタビューを拝見し、身に染みて感じました。この思いを次の世代にも伝えていくために、これからも自分のできることを一歩ずつ積み重ねていきます。

田端 沙織氏

特別イベントでは、長期投資家の皆様が幾度となく訪れる相場のショックを乗り越えながら、投資を継続されてきた考え方や、そこから学んだことなど、聞いていてとても勇気づけられるものでした。パネルディスカッションも、資産運用立国になるための課題は多いですが、いい方向に進んで行けそうで未来は明るいです。

森 和夫氏

今回のプロジェクトに実行委員として参加して感じたこと大変嬉しい御縁を頂いて、裏方としてプロジェクトに参加させていただきました。今回は印象に残った3点を挙げさせていただきます。

①長期投資にかける熱量 時間軸の視点
先駆者の方々の経年の思いもさることながら、世間の投資に対する熱量、長期投資の潮流を感じることができました。

②投資クオリティ B2Cの視点 C側とB側
また、一般の個人投資家の長期投資への理解度、実践度は大きく高まっているように感じました。それを裏返すと、既存業界の主要なステークホルダーである、金融・銀行等の業界の変化は薄く・遅く感じました。

③運用と助言 さらなる新サービス
これまでの伝統的な運用を行う側から、助言等を行う、より無形資産側の新しいサービスが爆発的に増加しているように感じました。

以上のような思いが、発信者側、受信者側からおのおの違う視点で垣間見ることができました。節目、節目でこのような立ち位置の確認は、今後の未来軸を考えるに当たってもとても大事なことになると思います。

石川 泰氏

短期での相場は読みづらいですが、長期投資を基本として、市場に資産を投じることの大切さを改めて感じることができた貴重なイベントでした。定期的にこのような機会があると初心に帰ることができ、とてもありがたく思います。