【Vol.277】FIWAサムライズ勉強会より 

豊かな人生を目指して、誰でも『今』から始められる資産形成

岩城みずほ


Iwaki2026
岩城みずほ

今日は豊かな人生を目指して、誰でも『今』から始められる資産形成と題しお話します。

現在の収入は未来の自分を支えるお金です。収入を全部使ってしまうと困るのは将来の自分です。
「そんなことは分かっているよ」と思われるかもしれませんが、案外貯蓄がない人は多いでしょう。「いくらくらい貯めればいいですか?」と聞かれますが、人生に必要なお金は人それぞれです。なぜなら働き方や収入、そして何歳まで働くか、あるいは家族構成、お金の使い方など人それぞれだからです。
ですからご自身のライフプラン、キャリアプランに合ったマネープランが非常に必要になってきます。夢や目標を実現するためにどう取り組んでいくのか。仕事、健康、家族、友人との関係、趣味や社会との関わり方などをバランスよく自分で主体的に決めていくことが必要です。ライフプランとは今のことだけではなく、20年後、30年後、もっと先までの時間軸を長く持って考えていく。人生設計を考えていくことです。

そしてマネープランとは、自分のライフプランを実現するためのお金の準備をどうしていくかというお金の計画のことです。そして、ただ貯めるだけではちょっと心配な時代になってきています。それを皆さんも日々実感しているのではないでしょうか。

まずは自分の人生、価値観を大切にできる働き方をします。時間をかけてしっかりと自分の能力を伸ばしていく。自己投資というのは非常に大事です。人的資本、人的価値、つまり自力で稼ぐ力をつけていくということが非常に大事。それと同時に、一方でお金にも働いてもらう。自助努力で時間を味方につけて資産運用をしていく。お金は適切なところに置いておけば、お金がお金を稼いでくれるという特性があります。資産運用は、初めに証券口座などに口座を作って積立投資のセッティングをしておけば、自動的に投資をすることができます。正しく仕組みさえ作っておけば、あとはお金がお金を稼いでくれるということなので、忘れておくことが大切です。相場に一喜一憂する必要は全くありません。むしろ、マーケットの動きなどを見ないほうが、資産運用はうまくいきます。

誰にとっても資産形成が必要な時代です。なるべく早く合理的な資産形成を実行することが大事です。しかし、お金というのはただの手段です。物やサービスを購入して、幸せや、便利さ、安心、そういったものを手に入れることで初めて価値が生まれるものです。お金そのものに意味をもたせる必要は全くありません。投資が目的ではありません。ですから、お金はあくまでもシンプルに扱うことが大事です。内容、リスクなどをしっかり自分で理解できるものしか買ってはいけません。では、なぜ資産形成が必要なのか。一言で言えば、人生が長く非常に多様化しているからです。

資産形成は合理的に行うことが大切です。株式や投資信託など運用商品というのは元本割れの可能性がありますが、ちょっとした工夫で元本割れの可能性を軽減することができます。このちょっとした工夫とは長期・積み立て、分散、低コストです。
そして税制優遇の大きなところを優先的に使いましょう。長期というのは、複利の効果で資産をしっかり増やしていくこと。投資というのは、安い時に買って高い時に売れば一番儲かりますが、そうした投資のタイミングを捉えることはなかなか難しい。それを回避する方法が積立投資です。積立投資とは、自分で決めた金額を、決めた日に、決めた商品を、続けて自動的に買っていくということ。機械的に定期的に買い付けていくということです。そうすると、安い時に買わなかった、高い時だけ買ってしまったというようなことは避けられます。また、積立投資はまとまったお金がなくても1万円からでもしっかりと資産形成していくことができます。そういった小額でも始められるというポイントがあります。ただ、価格が右肩上がりでどんどん上がっていくような場合には、最初に一括投資をした方がそれは儲かります。しかし、価格の損益はあらかじめ分からないということを考えると、積立投資は非常に効果的な方法だと思います。長期投資が大切なことは分かっていても、皆さん上がり下がりのタイミングに非常に目がいってしまいます。上がったら売りたくなるという人が出てくる。しかし、それでも持ち続けることが重要です。

リターンとはリスク。振れ幅があるから得られるものです。上がることもあるけれども下がることもある。平均するとリスクを取らない商品より儲かると思えばリスク性の商品を持てばいいと思います。全ては自己責任ということです。だからここをしっかり理解して、自分のもてるリスクの範囲でゆっくりのんびり長期投資を続けていただければと思います。
講演では、なぜ資産運用が必要なのかの説明と、公的年金をベースにマネープランを考える重要性を分かりやすく解説くださいました。