【Vol.284】インベストライフ・アーカイブより

かつてインベストライフ誌でご紹介した自著六選(上)

クラブ・インベストライフの仲間には著書を上梓している方もたくさん、いらっしゃいます。また、どんな本を読んだらいいかと迷っている方も多いと思います。そこで2016年3月号のインベストライフではみなさんが投資や資産運用のことをより深く考えてゆく一助となる本をご紹介しました。参考になれば幸いです。ページ数の関係で以下の6冊をご紹介します。


臆病な人でもうまくいく投資法-お金の悩みから解放された11 人の投信投資家の話
著者: 竹川美奈子
出版社:プレジデント社
定価: 1620円

2016年2月25日に3年ぶりに新刊を出しました。『臆病な人でもうまくいく投資法-お金の悩みから解放された11人の投信投資家の話』(プレジデント社)という本です。 今回書きたかったのは、投資のノウハウというよりは、「投資が趣味でも仕事でもない、ふつうの個人投資家さん一人ひとりのストーリー」です。投資をはじめたきっかけ、どうしてその投資スタイルに辿り着いたのか、投資を通して(お金以外に)どのようなリターンを得られたのか--などを通して、リアルな投資をお伝えしたいと思いました。一昨年から取材を重ねてきましたが、ようやく1冊にまとめることができました。本書は個人投資家の事例を読みながら、同時にコツコツ投資の本書は個人投資家の事例を読みながら、同時にコツコツ投資の 知識が身につく構成になっています。今までにないスタイルの本なので、皆さまの感想が楽しみ です

ゼロからわかる時事問題とマーケットの深い関係
著者: 馬渕治好
出版社:金融財政事情研究会
定価: 1944円(電子版1750円)

筆者は、頻繁にセミナーでの講演を行なう。そこで高評価をいただける場合は、「市場が大きく振れて、何が起こっているのかよくわからなかったが、話を聞いてよくわかった」、「マスコミで経済に関する報道をよく目にするが、そこで使われている用語自体が全くわからず、その解説を聞けたのでよかった」といった感想をいただくことが多い。近年は、経済面でも金融面でも、グローバル化が進み、日本から遠い国のある出来事が、日本経済や日本の株価、金利、円相場などに、多大な影響を与えることが多くなった。そうした経済動向・市場動向の解説は、マスコミやネットで以前に比べても大量に得られる。しかし、そもそもの用語やそれが意味する概念自体が、海外のなじみが薄いものが多く、かえって情報を咀嚼することが難しくなっているように感じていた。そうした問題意識を持っていたところ、金融財政事情研究会から、「原油価格や円相場、米国経済の動向、東京オリンピックなど、今話題となっている時事トピックを取り上げて、それがどのような意味を持っているのか、初心者向けにわかりやすく解説する本を著して欲しい」というご提案をいただき、まさに絶好の機会だと考え、大いに張り切って執筆した。既に本著を手に取ってお読みいただいた方からは、「最初は厚い本だと感じて気後れしたが、読み始めたらあっという間に読み終えてしまった」「とてもわかりやすかった」などのご感想をいただいている。毎度おなじみの「父ちゃんの立場指数」や、「マラドーナ現象」「松岡修造効果」といった「珍語」が満載なので、是非楽しんでお読みくだされば幸いだ。

銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術
著者: 高橋忠寛
出版社:日本実業出版社
定価: 1512円

ファイナンシャル・プランナーの高橋忠寛です。私はメガバンクと外資系にて10年超の銀行勤務を経て、2014年に株式会社リンクマネーコンサルティングを設立し独立しました。現在は、投資助言代理業者として金融商品の販売には関わらない完全に独立した立場で資産運用や保険、相続についてのコンサルティングを行っています。今回は昨年11月に出版した拙著『銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術』(日本実業出版社)を紹介させていただきます。銀行でも様々な仕事を経験しましたが、個人の資産運用に関するビジネスは法人同士の取引と違って、銀行と顧客の間には圧倒的な情報格差があります。あまりに何も知らずにカモネギ状態のお客様をたくさん見てきました。この情報格差を利用し顧客の無知につけ込んでいるとしか思えないような商品や営業手法もたくさんあります。本書では、金融機関の営業現場で直接見てきた経験をもとに、資産運用に成功している人の習慣や、失敗してしまう人の特徴を説明しながら、銀行員のホンネや金融機関側の事情をふまえて、本当に効率的な資産運用に取り組む方法について説明しています。こちらで資産運用に関する情報収集に取り組んでいる皆さまには釈迦に説法かもしれませんが、金融商品の売り手の立場や個人営業の現場の事情、他の個人投資家の動向を確認しながら、今一度資産運用の基本的な知識の確認にお役立ていただけたら嬉しいです。

渋沢栄一100の金言
著者: 渋沢健
出版社:日本経済新聞出版社
定価: 864円

NHK連続テレビ小説「あさが来た」(2015年度後期放送のNHK「連続テレビ小説」)を見ていらっしゃいますでしょうか。私は毎回(録画で)逃さず、見ています。朝が来た、つまりキラキラ光った新しい社会の到来を連想させるドラマですが、その主役は政府や武士ではなく、民間の実業、そして、女性の活躍というテーマ設定です。とても心強いですね。この新しい時代の幕が開く舞台に、民間力の向上をライフワークとした渋沢栄一が「銀行の神様」として登場します。銀行と商いの本質は「お金」ではなく、信用と教育であるという渋沢栄一の思想のエッセンスを短いシーンで的確に描いていたと思います。一人ひとりが、それぞれの立場において、常に学び続けながら行動するという良識が持続的な豊かさが実現する社会へとつながると考えた渋沢栄一。インベストライフを愛読される方々のお考えと親和性が高いのではないでしょうか。本人が遺した言葉を拾い上げ、現代用語に訳しながらショートコメントで今の時代の現状と照り合わせた「渋沢栄一100の金言」を今年の1月に刊行しました。ロングセラーとなっている 「渋沢栄一100の訓言」の第二弾でありますが、新作は今まで渋沢栄一とあまり接点がなかった層を特に意識して執筆しました。自分の祖父の祖父である渋沢栄一は、「クラシック」ではなく、現代に通じる「ロック」かもしれない。そんなことを考えていますが、いかがでしょう。是非、手に持ってみてください。

以下次号に掲載します。