【Vol.282】今月のひとこと

今月のひとこと

FIWA みんなのお金のアドバイザー協会®
会長 岡本和久

つみたて投資は最低、20年を目指せ

積立投資の効果を最大化するために必要なこと

つみたてNISAという制度が2024年1月にできて以来、さまざまな投資信託を使って積み立て始めた方も多いようです。折から世界情勢は不安定な状態が続いていますがまさに強気と弱気が入れ代わり立ち代わりしている今の情勢は積み立てには向いていると言えるでしょう。一定の金額を定期的に投資をするのですから株価が安い時には多くの口数が買える、高い時には少なめの口数になる。安い時に多く買って高い時には少なめに買う、これを長い間続ければコストの安い資産のカタマリが作れる優れた制度です。

私が提唱する75文字の資産形成でもつみたて投資は鍵です。

できるだけ若いうちから毎月、収入の一定比率を全世界の株式インデックス投信に積立投資をする、
相場変動にかかわらず、それをリタイアするまで絶対に止めない。

75文字の資産形成

働きの時代にこれを続けて遊びの時代(退職後)に取り崩しながら生活をする。この資産形成戦略のカギになるのが「つみたて投資」です。

ただ、残念なことにつみたて投資を手っ取り早く大きく儲ける方法だと思っている人も多い気がします。しばらく積立投資をしていたらある程度、儲かっていることが分かる。今、売れば温泉旅行に行ける、少し高級なレストランで食事ができる。これをしていれば75文字の資産形成はまぼろしになってしまいます。

私は75文字の資産形成で守るべき八つの原則を以下のように考えています。何に投資をするかという四つの原則、どう投資するかという四つの原則です。75文字の資産形成を実践で支えるのが八つの支則です。

さて「つみたて投資」の心得を少しお話ししておきます。

  • 株式は「増価」証券であることを理解する:株主が保有しているのは企業の株主資本、株主資本が生み出す利益の一部は配当として支払われ、残りは内部留保として株主資本に加えられる
  • 最大限に分散したファンドを積み立てる:世界の地域、国家、産業、スタイル。サイズなど全部まとめて保有する
  • コストなど資金流出の最小化を図る:低コストの全世界の株式インデックス・ファンドを対象とする
  • 最低20年、積み立て続ける:長期の景気循環・市場サイクルを通して保有を続ける
  • ひたすら収入の一定比率を積み立てる:配当金はすべて再投資する、そして絶対に休まない、止めない

1990年から2025年まで26年間、毎月1万円ずつ日経平均に連動するファンドを積み立てた場合の試算です。日経平均を大きく上回る資産形成ができたことがわかると思います。ただ大切なことはこのパフォーマンスのジャンプ台になったのが前半の低迷相場だったということです。つまり良い時も悪い時も続ける、Buy and Forget(買ったら忘れろ)、これがまさに積み立て投資成功のためのマントラです。

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